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第53回KELESセミナー

12月19日(日)に下記の要領にて第53回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。

日時:2021年12月19日(日)13:00開始〜16:30予定
開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
参加費:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
参加方法:以下の参加申し込みフォーム(Peatix)から事前参加申し込みをお願いします。12月17日(金)の夕方をめどに、それまでにお申し込みいただいていた方にZoomのリンク等の情報をお送りします。それ以降もお申し込みいただけますが、即時対応は難しくなりますことをご了承ください。

事前参加申し込み:Peatixの画面右の「チケットを申し込む」から

ご入会案内:入会手続きはこちら

12月17日(金)までに年会費納入を含むご入会手続きを完了いただきますと、12月セミナーの会員としての参加、年度末の紀要・会員情報誌の発行等特典が多数ございますので、是非ご検討ください。

テーマ:「観点別評価―その本質と評価の実際」

講師:今井 裕之 先生(関西大学)

題目:『中・高外国語科における「指導と評価の一体化」の課題―資質・能力の評価とコミュニケーション能力の評価の間でー』

【概要】

新学習指導要領に基づく『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料』が発表され、今後の初等・中等学校教育における評価の方向性が提案された。その参考資料では、資質・能力の3つの柱(知識及び技能、思考力・判断力・表現力等、学びに向かう力・人間性等)に基づく評価事例が示されている。一方で、大学入学試験のみならず、高等学校や大学の教育でも資格・検定試験を活用し「英語力の把握・可視化」を行うべきとの提言が、大学入試のあり方に関する検討会議 (2021)から出ている。「資質・能力の3つの柱」の枠組で外国語科の評価を行いながら、資格・検定試験で可視化される英語力を育成する私たち英語教師の目指す「指導と評価の一体化」とはどんなものなのか。学習指導要領の学力観に影響を与えたOECD Education 2030のコンピテンシー論や、外国語科の目標設定に活用されるCEFRの枠組を踏まえ、今後の観点別評価の課題を議論する。

講師:増見 敦 先生(神戸大学附属中等教育学校)

題目:『「主体的に学習に取り組む態度」の見取りと評価:言語活動の「振り返り」に関する実践から』

【概要】

私は現在、中学校1年生を担当しています。今年から新しい学習指導要領の実施を迎え、評価のありかたが大きく変わりました。特に観点別評価の1つ「主体的に学習に取り組む態度」はなかなか厄介に感じています。といのも、ひとりの生徒の「主体的に学習に取り組む態度」のとらえ方は、担当している先生の考え方や信念によって変わったりしないだろうか、あるいは、学習に取り組む態度が主体的かどうかを何かの物差しで簡単に測ることってできるのだろうか、という疑問がどうしても付きまとうからです。でもやらなければならず、そのジレンマに悩みつつも、同僚と意見を交わしながらなんとか実践を重ねてきました。今回はこの「主体的に学習に取り組む態度」の観点に話題を絞り、その見取りの方法の1つとして提案されている「振り返り」の指導の実際をご紹介します。私の実践をたたき台に、主体性の評価をめぐって様々な議論ができればうれしく思います。

講師:竹下 厚志 先生(神戸市立葺合高等学校)

題目:『観点別評価のめざすものは?英語指導の方向性-内容 (contents)それとも技能(language/ skills)?』

【概要】

学習指導要領、学習指導要領解説、および「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料では3つの資質・能力に基づく目標が示され、「内容のまとまり」として技能を中心とした構成になっています。
高等学校における教育現場では、CLIL(Content and Language Integrated Learning)に基づく指導をおこなっている教員も多いと感じていますが、文部科学省が示す3つの観点とCLILの関係性が今一つ明確になっていません。「英語で学ぶ」のか「英語を学ぶ」のかについて改めて先生方と意見交換をさせていただければと思います。
本発表では、従前の4観点に基づく指導例と来年度から始まる3観点に基づく指導例の一部を示しながら、英語指導の方向性および文部科学省が求める指導と評価の一体化が意味することについて考えていきたいと思います。

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事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
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