ホーム > KELES学会情報 > 会長挨拶

会長挨拶

「関西英語教育学会(KELES)会長を拝命して」

関西英語教育学会会長 泉 惠美子(関西学院大学)

世界的な新型コロナウイルス感染拡大により,感染症に罹患された方々およびご家族,関係者の皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。また,日々最善を尽くして治療にあたっておられる医療従事者,児童生徒・学生の感染を防ぎつつ,教育活動が維持できるようにご尽力されている先生方・教育関係者各位に心から感謝と敬意を表したいと存じます。感染防止の観点から,2020年度の研究大会と総会は例年とは異なり,一部オンラインで実施されましたが,多くの会員の皆様にご参加・ご協力をいただき,無事終了することができました。有難うございました。
そのような中,関西英語教育学会(KELES)の会長を拝命致しました泉でございます。もとより微力ながら,横川副会長,橋本幹事長兼副会長,幹事・理事の先生方と協力して,KELESが会員の皆様の日頃の研究/実践発表,自己研鑽,交流の場となるよう,全力を尽くす所存です。ご協力・ご支援のほど,何卒よろしくお願い申し上げます。
折しも今年度は,学習指導要領改訂により,小学校で外国語科が導入され,中高でも漸次完全実施される英語教育改革の初年次になります。皮肉なことに,新型コロナウイルス感染防止のため,学会や仕事・会議等がオンラインになり,益々世界が近く,使える英語の重要性が増すとともに,グローバル市民として何ができるかを考える機会となりました。新たな英語教育の可能性を探り,創造的かつ大胆な行動を起こす転換期でもあるように思います。そのような中,新体制で船出する重責と,感染症との戦い,仕事や多忙感が増える困難な時代における持続可能な学会の在り方を模索する必要性を感じております。
学会の存在意義とはどのようなものでしょう。何より教育者,実践者,研究者である会員の皆様のQuality of Lifeを高め,各位の主体性・信念や同僚性を考慮しつつ,研究会やセミナーに参加して実践や研究,知の探求を楽しむことはもとより,自己の存在や幸福・成長を感じることができる場,遣り甲斐や使命を再認識し,明日からの英気を養える場になれればと願っております。
私自身,KELESの活動を通して敬愛する師や仲間に出会い,多くを学び,育てていただきました。そこで,少しでも恩返しができますよう,対話を大切にしつつ,6Cs (Challenge, Change, Creativity, Critical thinking, Communication, Collaboration)を心にとめ,共に進んでいければと考えております。その為には,KELESの献身的で温かい雰囲気や伝統を維持しつつ,先を見据えたり,今求められる魅力的なテーマや内容を設定したり,情報発信を行う必要があるでしょう。研究大会やセミナ―,紀要やジャーナルなど,一人でも多くの皆様にご参加・ご発表や投稿をいただくとともに,開かれた学会として更に深化・発展できればと存じます。是非,忌憚のないご意見を頂戴できれば幸いです。
皆様と多くの学習者の素晴らしい笑顔に出会えますことを楽しみに致しております。Peace begins with a smile.(Mother Teresa)

(2020年07月19日発行ニュースレターより転載)