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第51回KELESセミナー・JASELE英語教育セミナー

9月26日(日)に下記の要領にて第51回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。

日時:2021年9月26日(日)13:00開始予定
開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
参加費:無料(KELES・JASELEの共催で幅広く英語教育に関わる皆様にご参加いただくため、今回は無料といたします。)
参加方法:以下の参加申し込みフォームから事前参加申し込みをお願いします。9月24日(金)の夕方をめどに、それまでにお申し込みいただいていた方にZoomのリンク等の情報をお送りします。それ以降もお申し込みいただけますが、即時対応は難しくなりますことをご了承ください。

事前参加申し込み:申し込みフォームはこちら

テーマ:複雑系理論から英語教育現場を考える

第一部「複雑系理論から見た中高大英語教育

講師:新多 了 先生(立教大学)・山本有香 先生(立教大学)・小泉香織 先生(渋谷教育学園幕張中・高等学校)

【要旨】

英語教育現場は複雑性に満ちています。そこでは様々な人や物が互いに相互作用を起こし、どんな結果をもたらすかは予測することが困難です。そこからある一つの要素を取り出して理解しても、それが他の要素とどのように影響し合い、また時間の経過とともにどのように変化するか予測することが困難です。このように、部分の単純な総和では説明できないまとまりを「複雑系」と呼びます。

自然科学分野で生まれた複雑系理論は様々な分野に影響を与え、近年は応用言語学、第二言語習得、英語教育にも新しい視点を提供しています。これまでの英語教育研究の多くは、どのような学習法や教え方を使えば英語力が高められるか、という単純な因果関係を想定してきました。しかし英語学習の過程に見られる現象は複雑で、いくつかの要素に分解するだけでは、その現象の本質を十分に理解することができません。

本セミナーでは、中高大学英語教育の様々な側面を複雑系理論の視点から考えることで、英語教育を改善するヒントを探ります。

  • 講演「複雑系理論とは?」(新多 了)
    様々な要因が複雑に影響を与え合う英語教育現場では、「複雑系的な考え方」が役立ちます。セミナーテーマである「複雑系理論」とは何か、また、これまで主流であった理論と何が違うのか、わかりやすく説明します。
  • 発表1「立教大学の新しい英語教育カリキュラム開発」(新多 了・山本有香)
    立教大学では2024年から始まる新しい英語教育カリキュラムを準備中です。どのような理念・考えに基づいて、またどのような方法で開発を行なっているか紹介し、多様な視点からカリキュラムを考えることの重要さについて説明します。
  • 発表2「CLIL科目開発」(山本有香)
    立教大学では2024年からCLIL科目を中心に新しい英語カリキュラムをスタートさせます。CLIL科目開発の経験を基に、英語力だけでなく、様々なコンピテンスを育成する授業の可能性について説明します。
  • 発表3「長期的視点から見た中高英語教育実践」(小泉香織)
    中高一貫校における6年間の英語教育を通じて、生徒が英語力や様々な力をどのように身につけていくのか、具体的な授業実践を紹介しながら説明します。
  • ディスカション・質疑応答「複雑系理論から見た中高大英語教育」(新多 了・山本有香・小泉香織)
    中高大英語教育におけるカリキュラム開発、授業準備、授業運営、生徒・学生の英語力を含めた様々なコンピテンスの育成について、複雑系理論の視点から考えます。

 

第二部:ワークショップ “Complexity Thinking and Practitioner Research”

ファシリテーター:Richard Sampson 先生(立教大学)

【要旨】

From around the turn of the century, complexity perspectives on additional language (L+) learning and teaching have become increasingly widespread. Amidst questions as to appropriate forms of complexity research (MacIntyre et al., 2015) and how it might link to pedagogy, this workshop will argue that practitioner inquiries are uniquely positioned to do justice to the complexity of L+ learning. In order to ground the majority of the session, the presentation will commence with a brief, interactive introduction to differences between simplicity (the dominant, reductive scientific tradition) and complexity (understanding phenomena as part of a fabric of dynamic relations). As a practitioner-researcher trying to understand the psychological and social development of the people in my classrooms, I will then share my experiences conducting empirical work based in complexity. Participants will have opportunities to discuss learner data collected through action research, and consider how complexity thinking might inform or add to understandings. The session will also encourage participants to discuss their own teaching contexts. Participants will reflect on ways in which practitioner research methods such as action research, exploratory practice, or autoethnography might furnish contextualized insights into the complexity of L+ learning and teaching, whilst directly benefiting the people involved in their classrooms.

 

MacIntyre, P. D., Dörnyei, Z., & Henry, A. (2015). Conclusion: Hot enough to be cool: The promise of dynamic systems research. In Z. Dörnyei, P. D. MacIntyre, & A. Henry (Eds.), Motivational dynamics in language learning (pp. 419–429). Multilingual Matters.

 

主催:関西英語教育学会 共催:全国英語教育学会

お問合せ

事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
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