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第64回KELESセミナー(11月3日開催)

テーマ

英語で育てる心と視野―子どもたちのグローバルマインドと人間力を育む授業―

開催概要

  • 日時:2025年11月3日(月・祝)13:00〜16:15
  • 開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
  • 参加費:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
  • 参加方法:
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プログラム

  • 開会挨拶(13:00-13:10)
  • 講演1(13:10-14:20)
    講師:中村 直紀先生(賢明学院小学校)
    題目:今後グローバル社会で子ども達に求められる能力を育む授業実践~小学校編~
    概要:「今後グローバル社会で子ども達に求められる能力を育む授業実践~小学校編~」
    概要:文部科学省が2020年にスタートした英語教育改革の指標として掲げている「高等学校卒業時に、生涯にわたり4技能を積極的に使えるようになる英語力を身に付けることを目指す。」というゴールに向けて小学校卒業時までにどのような力を付けていくべきなのかを共に考えていけたらと思います。現在留学時やECC外語学院での経験をベースに授業を展開していますが、その授業デザインはINPUT→OUTPUT→SURVIVALという流れで進めており、その指導法を紹介させていただきます。また、「到達度(どこまで覚えたか)」と「熟達度(どこまで使えるか)」の両面からCEFRを基準として能力を測っているのでその結果や、AIをどのように授業で活用しているのかもお伝えいたします。何よりも本講演では、子ども達が学ぶ授業環境やどのような姿勢で授業に取り組んでいるのかを見ていただけたらと思っております。
  • 講演2(14:30-15:40)
    講師:
    柳田 綾先生(桜花学園大学)
    鈴木 駿吾先生(名古屋大学)
    題目:いつもの授業で心を育てる ―実践から見えた原則とヒント―
    概要:本講演では、ヒューマニスティック言語教育を中心テーマとして、外国語教育における「心を育てる」実践のあり方を理論と実践の両面から考察します。まず、第二言語習得研究が明らかにしてきた学習者の個人差要因が「特性」「状態」「発達」のいずれに属するのかを見極める重要性を取り上げます。次に、ヒューマニスティック言語教育を他の外国語教授法の流れの中にどのように位置づけられるか考察し、その独自性や指針について整理します。後半では、理論的背景と照らし合わせながら、複数の学校種における実践事例を紹介します。そのうえで、教育現場の多様な環境において、どのようにヒューマニスティックな授業が展開できるのかについて提言を行います。参加者の皆さまが、日常の授業の中で「心を育てる」視点をどのように具体化できるのかを考える一助となることを目指します。
  • Q&Aセッション(15:50-16:10)
  • 閉会挨拶(16:10-16:15)

講師略歴

中村 直紀 先生の写真

中村 直紀 先生(賢明学院小学校)

関西外国語大学、アリゾナ州立大学にて実践的な英語教育指導法を学び、ECC外語学院で小学生から大人までの授業実践・統括部長を歴任後、賢明学院へ。現在は小学校英語科主任として、Oxford大学出版局との協働で、卒業までに90%以上の児童が CEFR A1 レベルに到達する授業を実現。

文部科学省「AIの活用による英語教育強化事業プロジェクト」リーダー、TOEFL Primary/Junior オフィシャルアドバイザー、MetaMetrics社公認 Lexile Educator としても活動中。

柳田 綾 先生の写真

柳田 綾 先生(桜花学園大学)

桜花学園大学国際学部国際学科 准教授。15年間の高校英語教師を経て、米国 School for International Training 大学院にて M.A. in TESOL 取得。『フォーカス・オン・フォームでできる!新しい英文法指導アイデアワーク 高校』(明治図書)、『高校英語授業を知的にしたい』(研究社)など著書多数。

ヒューマニスティック英語教育研究会の発足時から委員を務める。

鈴木 駿吾 先生の写真

鈴木 駿吾 先生(名古屋大学)

名古屋大学大学院人文学研究科 准教授。ランカスター大学言語学研究科、および早稲田大学教育学研究科で修士課程修了後、ランカスター大学にて Ph.D.(Linguistics)取得。早稲田大学では NEDO 事業における会話型自動スピーキングテスト開発プロジェクトに参画し、2022年5月からプロジェクト終了まで研究代表者を務める。

専門は第二言語発話産出のメカニズムとスピーキング能力評価。Annual Review of Applied Linguistics 2025年号 Guest Associate Editor。

当日の諸注意

  • Zoomでの名前は事前登録時の氏名にしてください(参加者→詳細→名前の変更)。
  • 通信負荷軽減のためカメラ・マイクはオフ。質疑時のみオンにしてください。
  • 学会記録のためホスト側で録画します。参加者による録画・録音はご遠慮ください。
  • 事務局へのご質問はチャットで「KELES事務局」宛にお願いします。

お問い合わせ

事務局:KELES事務局 篠崎 文哉(大阪教育大学)
E-mail:kelesoffice@gmail.com(@を半角に置き換えてください)
または 事務局お問い合わせフォーム をご利用ください。